▼「丸太」のような姿
トッシーの報告は1946年ごろ、国鉄の職員が湖面を泳ぐ謎の生き物を見たという話から始まったとされる。1977年4月には、湖畔のホテルの改装工事に携わっていた人が、何度もその姿を見たと語った。
目撃談に共通するのは、丸太のような細長い体だ。「丸太が上下左右にくねるように水面を泳いでいた」「人間ぐらいの丸太がくねくねと動いた」と伝えられ、首の長い恐竜のような姿ではない。
▼途絶えた目撃
2000年代に旧虻田町の役場へ取材した記者によれば、目撃の話はその時点ですでに長く途絶えていたという。目撃が少ないため、正体を絞り込む手がかりはほとんど残っていない。
北海道には、湖や沼に棲む大蛇の姿をした神「ホヤウカムイ」をめぐるアイヌの伝承があり、トッシーの正体をこの大蛇と結びつけて語る記事もある。
正体をめぐる諸説
- 壱
エゾシカ誤認説
湖を泳いで渡るエゾシカの姿を、細長い生き物と見間違えたとする説。
- 弐
流木・倒木説
湖底の倒木や流木が、ガスなどで浮き上がって動いて見えたとする説。
- 参
巨大魚説
ナマズやウナギなどの魚が大きく育ったものだとする説。
