▼1795年のくぼみ
伝承によれば、1795年、若者ダニエル・マクギニスは島で地面のくぼみを見つけ、友人のジョン・スミス、アンソニー・ヴォーンと掘り始めた。すると約60センチの深さで敷石の層が現れたという。
ただし、この話が活字になったのは1857年が最初で、1862年から翌年にかけて、より詳しい話が新聞に載った。発見の物語には、後から語られた部分も含まれている。
▼水に沈む縦穴
1800年代初めには、オンズロー社と呼ばれる一団が縦穴を約27メートル(90フィート)まで掘り、木炭やパテ、ヤシの繊維の層、記号の刻まれた石を見つけたと伝えられる。しかし穴はやがて海水であふれ、掘り進めなくなった。
1849年にはトルーロー社が再び掘り、ボーリングで金属の破片を見つけたというが、穴は再び水没した。1909年には、のちのアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトも宝探しの一団に加わっている。
▼6人の犠牲と、続く宝探し
宝探しの作業中には、これまでに6人が事故で亡くなった。1965年には、穴の中で発生した有毒な硫化水素によって4人が命を落としている。
2014年からはテレビ番組『オーク島の呪い』が放送され、宝探しは再び注目を集めた。それでも、財宝そのものが見つかったことは、まだ一度もない。
正体をめぐる諸説
- 壱
自然の陥没穴説(有力)
縦穴は石灰質の地盤にできた自然の陥没穴で、海水が地下から入り込んでいるとする見方。
- 弐
海賊の財宝説
キャプテン・キッドなど海賊が財宝を隠し、水が入るしかけを作ったとする説。
- 参
失われた秘宝説
テンプル騎士団の宝や、歴史上の失われた文書が隠されているとする説。
