▼90年代の「ご当地ネッシー」
1970年代のオカルトブームではクッシーやイッシーが大きな騒ぎになり、1990年代に入ると両者の目撃が再び増えた。その流れの中で話題になったのがイナッシーで、体長12〜13メートルほど、首長竜のプレシオサウルスのような姿だったと伝えられている。
湖畔には巨大な看板が立てられ、キーホルダーや饅頭などの土産物も売られた。しかし話題になったのは90年代だけで、のちに「幻のUMA」と呼ばれるようになる。
▼大きな赤い亀の言い伝え
猪苗代湖では、イナッシーの騒ぎより前から、大きな赤い亀を見たという話が語られていたとされる。UMA研究家の中沢健は、湖の成り立ちから恐竜の生き残りとは考えにくいとして、正体は大きな亀ではないかと述べている。
2026年に湖畔で聞き取りをしたUMA研究家は、最近の目撃は聞かれず、波や遊覧船を見間違えた可能性を挙げる声があったと報告している。
正体をめぐる諸説
- 壱
大亀説
湖で語られてきた大きな赤い亀こそが正体だとする説。
- 弐
観光の話題づくり説
鯉が泳ぐ波などを、観光のためにイナッシーと呼んだのではないかとする見方。
- 参
遊覧船・ボート誤認説
亀や白鳥をかたどった遊覧船・ボートを、逆光の中で見間違えたとする説。
