▼ティワナクの巨大な基壇
プマプンクは、巨石で表面を覆ったT字形の盛り土の基壇で、ティワナク遺跡の一部をなす。放射性炭素年代測定から、建設は西暦536〜600年ごろに始まったと考えられている。
ティワナク文化はおよそ375〜700年ごろに栄え、1000年ごろに衰えたとされる。ティワナク遺跡は2000年に世界遺産に登録された。
▼H形の石と金属の留め具
安山岩から切り出されたH形の石材は、ほかの石と組み合わせて小さな門の形を作るためのものだったと考えられている。いくつもの石が、規格をそろえたようによく似た形をしている。
最も大きな石は長さ7.8メートル、幅5.2メートル、重さはおよそ131トンある。石どうしは、銅とヒ素とニッケルを含む青銅でできたI字形の留め具でつながれていた。赤い砂岩の石材は、約10キロ離れたティティカカ湖近くの石切り場から運ばれた。
▼古代宇宙飛行士説の舞台に
石器の時代にこれほど精密な石を作れたはずがないとして、プマプンクは古代宇宙飛行士説の代表的な舞台になった。1968年の『神々の戦車』で知られるエーリッヒ・フォン・デニケンも、ここを異星人の関与の証拠として取り上げている。
一方、考古学者は、石材の精密さはアンデスの石工が型にならって根気よく削り出した手仕事で説明できるとし、こうした説を退けている。
正体をめぐる諸説
- 壱
アンデスの石工技術説(有力)
型をもとに、熟練した石工が石を叩いて削り出したとする考古学の見方。
- 弐
古代宇宙飛行士説
精密な石材は異星人の技術で作られた、あるいは異星人が人々に教えたとするフォン・デニケンらの説。
- 参
失われた超古代文明説
ティワナク文化よりはるか昔に、アトランティスのような高度な文明が築いたとするオカルト的な説。
