超常アトラス
黄金シャトルのイメージNo.157
古代超古代文明

黄金シャトル

黄金スペースシャトル/黄金ジェット

三角の翼に垂直尾翼! 古代コロンビアの金細工は千年前のジェット機の模型か

コロンビアの首都ボゴタの黄金博物館には、手のひらに乗るほどの小さな金細工がある。三角形の翼と垂直に立つ尾をもつその形は、20世紀の研究家に「古代のジェット機」と呼ばれ、世界的なオーパーツになった。

現場
コロンビア ボゴタ 黄金博物館(所蔵先)
初出
紀元500〜800年ごろ(一説)
怪奇度
★★★★★

▼幅5センチの金細工

「黄金スペースシャトル」と呼ばれる金細工は、幅約5センチ、高さ約1センチの小さなもので、ボゴタの黄金博物館に収められている。コロンビアのシヌー地方の遺跡から出たとされ、作られた年代は紀元500〜800年ごろのシヌー文化期とも、それより古い時代ともいわれ、定まっていない。

同じような形の金細工はほかにもいくつも知られ、尾翼のないもの、翼が大きく曲がったもの、目やひれの模様があるものなどがある。キンバヤ文化の金細工と結びつけて「キンバヤの飛行機」と呼ばれることも多い。

▼「空気力学的に正しい」

動物学者アイヴァン・T・サンダーソンはこの金細工を調べ、三角翼と垂直尾翼をもつ形はジェット機やスペースシャトルに見えると指摘した。さらにヘリコプターの設計者アーサー・ヤングに意見を求め、空気力学的に理にかなった形だという評価を得たとされる。

1994年には、ドイツのペーター・ベルティングとコンラート・リュッバースがこの形をもとに無線操縦の模型飛行機を作り、飛ばしてみせたと伝えられる。2009年にはアメリカのテレビ番組で取り上げられ、「トリマの戦闘機」という呼び名も広まった。

▼魚か、鳥か、虫か

考古学では、こうした金細工は土地の生き物をかたどったものと考えられている。南米の美術によく登場する、吸盤のような口をもつナマズ(プレコ)や、トビウオ、鳥、虫などが候補に挙げられる。

模型が飛んだことについても、小さな模型は形にかかわらず飛びやすく(2乗3乗則)、元が飛行機だった証拠にはならないと指摘されている。

正体をめぐる諸説

  • 壱

    生き物をかたどった装身具説(通説)

    魚や鳥、虫など、土地の生き物を様式化した金の装身具だとする考古学の見方。

  • 弐

    古代の飛行機の模型説

    古代の人々が実際に見た、あるいは作った飛行機の姿を写したものだとする説。

  • 参

    異星からの来訪者説

    空から来た来訪者の乗り物を写したとする、古代宇宙飛行士説の一つ。