超常アトラス
ウンモ星人のイメージNo.154
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ウンモ星人

ウンモ事件

宇宙人から届いた1000ページを超える手紙! スペインを揺るがした「ウンモ星」の正体は一人の男だった

1960年代のスペインで、地球から遠く離れた惑星ウンモから来た宇宙人を名乗る手紙が、研究家たちに次々と届いた。円盤の写真まで現れたこの騒ぎは、1993年に一人の男が自分の仕業だと告白した。

現場
スペイン マドリード アルチェ地区
初出
1966年
怪奇度
★★★★★

▼ウンモからの手紙

1966年ごろから、スペインのUFO研究家フェルナンド・セスマのもとに、タイプで打たれた匿名の文書が届き始めた。差出人は、地球から遠く離れた惑星ウンモから来た「ウンモ星人(ユミット)」を名乗っていた。

文書は天文学や物理学、彼らの社会などについて詳しく書かれており、その量は合わせて1300ページを超えるとされる。フランスの物理学者ジャン=ピエール・プチは、この文書に宇宙論の着想を得たと語っている。

▼円盤と「王」のしるし

1966年2月6日、マドリード近郊のアルチェで、3本の脚をもつ大きな円盤が、独特のしるしを付けて着陸するのを見たという話が出た。目撃を語ったのは、のちに騒ぎの作者と名乗り出るホセ・ルイス・ホルダン・ペーニャだった。

1967年6月1日には、マドリード近郊のサン・ホセ・デ・バルデラスで、同じしるしを付けた円盤の写真が撮られた。しかし写真は証拠としてきわめて疑わしいとされた。

▼作者の告白

1993年、ホルダン・ペーニャは、ウンモの手紙は自分が始めたものだと公に告白した。人がどこまで信じるかを試す心理学的な実験だったが、手に負えなくなったと説明している。

円盤の写真も、糸で吊るした模型を撮ったものだったという。それでもウンモの文書を本物とみなす人々は、今もいる。

正体をめぐる諸説

  • 壱

    ホルダン・ペーニャの創作説(有力)

    本人の告白のとおり、手紙と目撃談、写真は一人の男が中心となって作ったとする見方。

  • 弐

    複数人による長期の偽装説

    膨大な文書の量から、一人ではなく複数の協力者がいたとする説。

  • 参

    ウンモ星人実在説

    文書は本当に異星人が書いたものだとする主張。裏づけはない。