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スニッピー事件のイメージNo.151
怪現象UFO・怪現象

スニッピー事件

キャトル・ミューティレーション(家畜の謎の惨殺)

血の一滴も残らず切り取られた馬! 家畜惨殺の謎の始まりとされたコロラドの怪事件

1967年9月、コロラド州サンルイス・バレーの牧場で、首から上の皮と肉をはぎ取られた馬の死骸が見つかった。「UFOの仕業」として報じられたこの事件をきっかけに、家畜が不可解な姿で死ぬ「キャトル・ミューティレーション」が全米で語られるようになった。

現場
アメリカ コロラド州 サンルイス・バレー(アラモサ近郊)
初出
1967年
怪奇度
★★★★★

▼骨だけになった馬

1967年9月7日、アラモサ近郊のハリー・キングの牧場で飼われていた3歳の雌馬が姿を消し、9日に死骸で見つかった。馬の本当の名は「レディ」だったが、父馬の名から「スニッピー」として知られるようになった。

見つけたキングによれば、首と肩の肉がなくなって白い骨がのぞき、切り口はなめらかで、あたりに血も足跡もなかったという。10月5日から新聞で報じられ、UFOとの関わりが取り沙汰された。

▼調べてみると

アメリカ空軍の依頼でUFOを調べていたコロラド大学のコンドン委員会は、馬の死が異常な原因によるものだと示す証拠はないと結論した。

のちに馬は銃で撃たれていたことが分かり、地元の大学生2人が、事件が話題になってから撃ったことを打ち明けたとされる。馬の骨格は2021年、地元の観光施設「UFOウォッチタワー」に引き取られ、展示されている。

▼広がった家畜惨殺の噂

1970年代には、カンザス、ネブラスカ、コロラド、ニューメキシコなどで、耳や性器が切り取られた牛が見つかったという報告が相次いだ。1973年12月までにカンザス州の警察は40件を調べたが、州はその多くを捕食などの自然な原因とした。

1979年、ケネス・ロンメルが率いた連邦の資金による調査は、こうした「惨殺」の大半は自然の捕食によるものと結論した。ハエや鳥、コヨーテが柔らかい部分から食べること、死後に体が膨らんで皮が裂けることなどが、外科手術のような切り口や血の無さに見えると説明されている。

正体をめぐる諸説

  • 壱

    捕食と腐敗説(有力)

    死後に虫や鳥、獣が柔らかい部分を食べ、体が膨らんで皮が裂けることで、精密に切り取られたように見えるとする見方。

  • 弐

    宇宙人による採取説

    宇宙人が家畜の組織や血液を採取しているとする説。証拠はない。

  • 参

    秘密の実験・儀式説

    政府の秘密実験やカルトの儀式によるとする説。調査では裏づけられていない。