▼オーシャン・アベニュー112番地
1974年11月13日の午前3時ごろ、アミティヴィルのオーシャン・アベニュー112番地の家で、両親と4人の子どもの計6人が銃で撃たれて亡くなった。犯人は23歳の長男ロナルド・デフェオ・ジュニアで、1975年11月に6件の第二級殺人で有罪となった。
▼28日間の恐怖
1975年12月、ジョージとキャシーのルッツ夫妻がこの家を買って移り住んだ。夫妻は家で怪奇現象に襲われ、28日後の1976年1月に家を出たと語った。
その体験は、1977年のジェイ・アンソンの本『アミティヴィルの恐怖』にまとめられ、ベストセラーになった。1979年には映画化され、心霊研究家のエドとロレイン・ウォーレン夫妻もこの家を調べている。
▼作り話だったのか
デフェオの弁護人だったウィリアム・ウェバーは、この話は作り話で、ワインを何本も空けながら一緒に作り上げたと語った。
本の内容には、記録では雪が降っていない日に雪が降っていたとするなど、事実との食い違いが多く見つかっている。後にこの家に住んだ人たちは、怪奇現象は何も起きなかったと話している。家は見物人を避けるため、のちに番地が変えられた。
正体をめぐる諸説
- 壱
作り話説(有力)
弁護人の証言や記録との食い違いから、怪奇現象の話は作られたものだとする見方。
- 弐
心理的な影響説
凄惨な事件の家に住む不安が、物音などを怪奇現象と感じさせたとする説。
- 参
霊障説
事件の現場に悪霊が宿り、一家を襲ったとする説。裏づけはない。
