超常アトラス
フェニックスの光のイメージNo.83
怪現象UFO・怪現象

フェニックスの光

1997年アリゾナの集団目撃

夜空を横切る巨大なV字の光! 州知事までもが「この世のものではなかった」と語った

1997年3月13日の夜、アメリカ・アリゾナ州の上空を、V字に並んだ光がゆっくりと横切った。数え切れない人々が空を見上げ、その夜遅くにはフェニックスの上空に光の列が浮かび、全米を騒がせた。

現場
アメリカ アリゾナ州 フェニックス周辺
初出
1997年
怪奇度
★★★★★

▼北から南へ横切ったV字の光

午後7時55分ごろ、ネバダ州ヘンダーソンで、大きなV字形の物体が南東へ向かうのが報告された。8時15分ごろにはアリゾナ州ポールデンで赤みがかった光が見られ、8時30分から45分ごろにはフェニックス郊外のグレンデール上空を通り過ぎた。

光はネバダ州境からフェニックスを経てツーソンの近くまで、およそ480キロにわたって目撃された。巨大な一つの機体が星を隠して通ったと語る人もいれば、ばらばらの光の編隊だったと語る人もいた。

▼午後10時、空に浮かぶ光の列

午後10時ごろ、今度はフェニックスの南西の空に、いくつもの光が一列に並んで浮かび、しばらくして一つずつ消えていった。この光景は多くのビデオに撮られ、テレビで繰り返し流された。

軍は、二つ目の光はメリーランド州の州空軍のA-10攻撃機が、演習場の上空で落とした照明弾だったと説明した。落下傘で吊られた照明弾は、燃える熱で長く浮かんで見えたという。一つ目のV字の光も、編隊を組んで飛ぶA-10の灯火だったと説明されている。

▼知事の冗談と、10年後の告白

1997年6月、アリゾナ州知事ファイフ・サイミントンは記者会見を開き、宇宙人の着ぐるみを着た側近を登場させて騒ぎを笑い飛ばした。

ところが2007年、サイミントンは自分もあの夜に光を見ていたと明かし、「この世のものとは思えなかった」と語った。パイロットでもある元知事の言葉は、事件にふたたび火をつけた。

正体をめぐる諸説

  • 壱

    航空機と照明弾説(有力)

    V字の光は編隊を組んだA-10の灯火、10時の光は演習場の照明弾だったとする軍の説明。

  • 弐

    巨大UFO説

    星をさえぎるほど大きな一つの機体が、低く静かに通過したとする説。

  • 参

    秘密兵器の試験説

    公表されていない軍の新型機が試験飛行していたとする説。