超常アトラス
マーファの光のイメージNo.82
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マーファの光

マーファ・ミステリー・ライト

荒野の地平線に、正体不明の光の玉が踊る! 町は見物のための展望台まで建てた

アメリカ・テキサス州西部の小さな町マーファの東に広がる平原で、夜になると地平線近くにオレンジ色の光の玉が現れ、揺れたり、分かれたり、消えたりするという。光を見るための展望施設が道路沿いに建てられている。

現場
アメリカ テキサス州 マーファ東方(ミッチェル・フラット)
初出
1883年
怪奇度
★★★★★

▼カウボーイが見た光

言い伝えでは、1883年、牛を追っていたカウボーイのロバート・リード・エリソンが、パイサノ峠の近くで揺れる光を見たのが最初の記録とされる。初めは野営の火かと思ったという。

ただし、光が活字になって広く知られたのは1957年、雑誌『コロネット』の7月号の記事からである。19世紀の目撃談は、その後に集められた語り伝えによるところが大きい。

▼光の玉のふるまい

光はふつう黄色からオレンジ色で、ときに緑や青、赤に見えることもある。じっと浮かんだり、ゆっくり動いたり、二つに分かれたり、また一つに溶け合ったりするという。

町の東、国道90号沿いには公式の展望施設があり、毎晩のように見物人が集まる。光にちなんだ祭りも開かれ、町の名物になっている。

▼学生たちの観測

2004年、テキサス大学ダラス校の物理学の学生たちが4日間の観測を行い、2008年にはテキサス州立大学が20夜にわたって光の分析を行った。どちらも、観測した光は国道67号を走る車のヘッドライトで説明できると結論づけた。

標高約1400メートルの高原は昼夜の気温差が大きく、冷えた空気と暖かい空気の境で光が曲がり、遠くの光が浮かんで揺れて見えると考えられている。それでも、すべての光が説明できたわけではないと信じる人もいる。

正体をめぐる諸説

  • 壱

    車のヘッドライトと蜃気楼説(有力)

    遠くの道路を走る車の光が、気温差による光の屈折で浮かんで揺れて見えるとする説明。

  • 弐

    未知の自然発光説

    地中の鉱物や地殻の圧力が生む電気など、まだ知られていない自然現象で光が生じているとする説。

  • 参

    霊魂・異星の光説

    荒野で命を落とした人々の魂、あるいは地球外の探査機の光だとする説。