超常アトラス
オゴポゴのイメージNo.44
UMAUMA(未確認生物)

オゴポゴ

オカナガン湖の怪物

カナダの湖に潜む大蛇! 先住民が「湖の霊」と恐れ敬った、深い水の底の何か

カナダ・ブリティッシュコロンビア州の南部に、南北に細長く延びるオカナガン湖がある。その深い湖には、蛇のように長い体をもつ怪物オゴポゴが潜むと語り継がれてきた。

現場
カナダ ブリティッシュコロンビア州 オカナガン湖
初出
1924年
怪奇度
★★★★★

▼湖の霊ナ・ハ・イトク

この地に暮らしてきた先住民シルクス(オカナガン)の人々は、湖に棲むものをナ・ハ・イトク(n'ha-a-itk)などと呼んだ。それは単なる怪物ではなく、谷を守る湖の聖なる霊だとする考え方もある。

湖の中ほどにあるラトルスネーク島は「モンスター島」とも呼ばれ、その近くの水中の洞窟に棲むと言い伝えられてきた。

▼歌から生まれた名前

「オゴポゴ」という名は、イギリスの寄席の歌に由来すると言われる。歴史家マーク・オーキンは、1924年に湖畔の町ヴァーノンでその歌が初めて歌われたことを名の始まりとしている。

1968年には、湖岸の道路を走っていたアート・フォルデンが、水面に大きな航跡を残して進む何かを撮影した。だが2005年のナショナル ジオグラフィックの調べでは、遠すぎて見分けられない水鳥やカワウソ、ビーバーだった可能性が高いとされた。

▼湖の町の人気者

湖は最も深いところで230メートルを超え、怪物が潜むには十分な深さがある。1980年代には地元の観光団体が、確かな目撃に賞金を出すとしたこともあった。

今では湖畔の町ケロウナにオゴポゴの遊具が置かれるなど、怪物は地域の人気者になっている。

正体をめぐる諸説

  • 壱

    流木・波の見間違い説(有力)

    浮かぶ丸太や波、風の筋が、長い体のように見えたとする見方。

  • 弐

    既知の動物説

    チョウザメや、列になって泳ぐカワウソ、ビーバーなどを見誤ったとする説。

  • 参

    古代の水棲生物説

    深い湖に、恐竜時代の首長竜や未知の大型生物が生き残っているとする説。裏付けとなる証拠はない。