▼ジウンドゥ湿地の怪物
コンガマトーは、ザンビア北西部ムウィニルンガ地方のジウンドゥ湿地に棲むと語られる飛ぶ生き物である。名は「舟をくつがえすもの」を意味するという。
1923年、この地方に赴任していたフランク・メランドは著書『魔法に縛られたアフリカで(In Witch-Bound Africa)』でこの話を紹介した。土地の人々は、近くで見て生きて帰った者はいないと恐れていたという。
▼翼竜の図を指さした人々
伝えられる姿は、羽毛がなく、赤みがかったなめらかな皮膚、歯の並んだくちばし、広げると1.2〜2メートルほどの翼をもつというものだった。その姿は、恐竜の時代に空を飛んでいた翼竜を思わせた。
その後も、1925年の新聞記者の報告や、1950年代に湿地で襲われたという男性の話などが伝えられ、「アフリカの奥地で翼竜が生き残っている」という話は欧米の未確認生物の本で繰り返し取り上げられた。
▼大きな鳥かコウモリか
翼竜は約6600万年前の大量絶滅を最後に化石が見つからなくなり、現代まで生き残ったことを示す証拠はない。目撃談の正体としては、くちばしの大きなハシビロコウやクラハシコウ、アフリカハゲコウといった大型の鳥が挙げられる。
大型のコウモリを見間違えたとする説も根強く、未確認生物を追う研究者の中にも、翼竜説よりコウモリ説を支持する声がある。
正体をめぐる諸説
- 壱
大型の鳥の見間違い説(有力)
ハシビロコウやクラハシコウ、アフリカハゲコウなど、湿地に棲む大型の鳥を見誤ったとする見方。
- 弐
大型コウモリ説
翼に羽毛がなく皮膚が見えるという特徴から、大型のコウモリだったとする説。
- 参
翼竜の生き残り説
絶滅したはずの翼竜が、アフリカの湿地でひそかに生き延びているとする説。
