▼掲示板に現れた未来人
ジョン・タイターの名による書き込みは、2000年11月2日に「タイムトラベル研究所」の掲示板で確認されるのが最初とされる。それより前の1998年7月には、ラジオ番組の司会者アート・ベルあてに、同じ人物とみられるファクスが送られていた。
彼は、自分はフロリダ州タンパを拠点とする2036年のアメリカ兵で、1975年製のコンピューターIBM 5100を手に入れる任務のために過去へ来たと説明した。書き込みは2001年3月下旬に途絶えた。
▼外れた「予言」
タイターは、アメリカでは2004年に内戦が始まり2008年に激しくなること、2015年には第三次世界大戦が起きてワシントンD.C.などが核攻撃を受け、首都がネブラスカ州オマハに移ることなどを語った。
これらの出来事は、いずれも起きていない。
▼正体と影響
2009年、ネットのデマを調べるサイトが、フロリダの芸能関係の弁護士を書き込みの主な容疑者として名指しした。しかし本人らは否定しており、誰が書いたのかを公に認めた人はいない。
タイターの話は世界中で知られ、日本では2009年のゲーム『シュタインズ・ゲート』が物語の重要な要素として取り入れたことで、さらに有名になった。
正体をめぐる諸説
- 壱
ネット上の創作説(有力)
SFの知識を持つ人物が、掲示板で役を演じて作り上げた物語だとする見方。予言は外れている。
- 弐
未来が変わった説
タイターが過去に来たことで世界の筋道が変わり、予言の出来事が起きなくなったとする支持者の説明。
- 参
本物の時間旅行者説
タイターは本当に2036年から来たとする説。裏づける証拠は示されていない。
