▼週に何度も現れた光
ヘスダーレンは、ノルウェー中部トロンデラーグ県ホルトーレンにある谷である。光は谷のおよそ12キロの範囲で見られ、1981年12月から1984年半ばにかけて、とくに頻繁に現れた。
光は白や黄色、赤のことが多く、数秒で消えるものから1時間以上とどまるものまである。すばやく飛び回ることもあれば、空に浮かんだまま動かないこともある。
▼プロジェクト・ヘスダーレン
1983年、ノルウェーとスウェーデンのUFO研究団体が「プロジェクト・ヘスダーレン」を始め、カメラやレーダーなどを持ち込んで現地で調べた。のちにノルウェーのエストフォル大学なども研究に加わった。
1998年には、谷に無人の自動観測所が置かれた。観測所はいまも光をたびたび記録しているが、測れる項目が限られ、すべてを説明するには至っていない。
▼光の正体をめぐる研究
研究者は、空気中のちりに含まれるスカンジウムの燃焼、ちりと電気を帯びた気体(プラズマ)がつくる構造、石英を多く含む岩が押されて電気を生む働きなど、自然の仕組みで説明しようとしている。
イタリアの研究機関も調査に加わってきたが、どの説も決め手を欠き、光の正体はまだ分かっていない。
正体をめぐる諸説
- 壱
大気中のプラズマ説(有力)
谷のちりや岩から生まれた電気を帯びた気体が光っているとする説。
- 弐
岩の圧電効果説
石英を多く含む岩に力がかかって電気が生まれ、それが光を起こすとする説。
- 参
異星人の探査機説
光は谷を調べに来た異星人の探査機や乗り物だとするオカルト的な説。
