▼空に浮かぶ黒い人影
フライング・ヒューマノイドは、人間に似た形をした、黒やこげ茶色の空飛ぶ存在である。世界各地で報告があるが、特にメキシコでの目撃が多く、写真や動画もいくつも撮られている。
姿は報告ごとにまちまちで、人間のように見えるものもあれば、宇宙人の「グレイ」のような形のものもある。黒いマントを羽織った魔女のようだったという証言もある。
▼パトカーを襲った怪物
伝えられるところでは、2004年1月16日の深夜、モンテレイの東隣の町グアダルーペでパトロールしていた警察官が、木の上から黒い姿のものが降りてくるのを見た。それは地面から浮いたまま猛烈な速さで迫り、パトカーのボンネットに乗ってフロントガラスを何度もたたいたという。
警察官は無線で助けを求め、駆けつけた仲間に保護されたが、体に異常はなかったとされる。この怪物は、コウモリのような「マンバット」として、フライング・ヒューマノイドと区別されることもある。
▼正体は風船か
飛んでいるのにエンジン音がなく、形が報告ごとに違うことから、近年は人の形をした風船(気球)を見誤ったものとする説が有力になっている。
ほかに、人が乗って飛ぶ小型の飛行装置や、ムササビのように滑空するウイングスーツを見誤ったとする説もある。日本のテレビ番組でもたびたび紹介され、雑誌『ムー』は南極のUMA「ニンゲン」と結びつける推測も示した。
正体をめぐる諸説
- 壱
風船の見誤り説(有力)
人の形をした風船や気球が空を漂うのを見誤ったとする説。エンジン音がなく形がまちまちな点をよく説明する。
- 弐
飛行装置・ウイングスーツ説
人が乗る小型の飛行装置や、滑空用のウイングスーツを見誤ったとする説。
- 参
宇宙人説
人に似た姿で空を飛ぶ存在の正体を、宇宙人だとする説。
